今年の目標:人に勧められた本を1冊だけ読む。

今迄に知り合いから「○○先生の『×××』が面白かったよー、hiroCさんも読んでみなよー」とか言われる機会は何度となくあったが、大抵の場合は「縁があったら」の一言で終わらせるようにしている。


「この人は自分が面白いと思っているものを相手にも面白いと思って欲しがっているのだろうがワタシにとっての面白さを理解せずに自分にとっての面白さが無条件でワタシにも敷衍されるとの前提が透けて見えるし話を合わせることで人間関係を構築しようという程には共感能力を持ち合わせてはおらずむしろにべもなく否定するのがワタシの好みではあるのだがそうまでしてワタシの印象を下げる必然性も無いし相手の勧めとは全く無関係にその本を読みたい読まざるを得ないついうっかり読んでしまうという可能性も否定できないのでここはひとつ『読まないとは言わないが決してお前に勧められたからではない』というニュアンスを示そう」


という心理が働いているのかどうかは自分でもよく分からないが、自分で表紙を観た際のインスピレーションほどには訴えかけるものが無い。


他人に本を勧める行為は自分が読み解いた本の魅力のプレゼンテーションであり、自分の本読みとしての力量を問う行為である。
なのでワタシはうかつにさらけ出せない。怖いし。
あるいはその裏返しで他人のさらけ出すものを見ないようにしてるのかもしれない。


他人から見ればごくつまらない事だが、40年閉じっぱなしの自分にとってはそうでもなかったりする。