江戸の敵を長崎でウトゥ

何だか仇討ちとか一切合切どーでもよくなって・・・
ダジャレのキレの悪さはきっと疲れのせいに違いないと言い訳の理由になるほど疲れが取れない。とはいえ風邪引いて寝っぱなしで体を全く動かさなかったので、たまの土日くらいはどないかしないと。


会社の同僚O氏とメイド喫茶をハシゴする約束をしてるので、一路なんばへ。
O氏はカタギ衆なのだがどうにもメイド喫茶に興味津々だったので、ワタシ自身今まで二度しか行ったことないにも関わらず案内人を買って出ることに。


なんば→恵美須町の道筋に沿って店を廻ることにしたが、期せずして段々メイド味の濃くなるシークエンスに。
まず一軒目の“e-maid”で昼食を取る。入店時の「お帰りなさいませ」でいきなりO氏ご機嫌。
「これがメイドカフェかー」と感慨深げなO氏の表情に笑いが止まらないワタシ。
・・・この程度で喜んでちゃ後が保たんぞ。


んでもって二軒目の“CCOちゃ”で休憩。
メイドさんのお茶を運ぶ手つきの危なっかしさにO氏「あれはサービスのうちですかね?」ドジっ娘萌えの理解に乏しい分、戸惑いを隠せず。
今まで道を踏み外してこなかった一般人の悲しさ、こういう店で何をどう楽しむかという文法、というかオタクリテラシーをつかめずに微妙にむずがゆい感覚を覚えているO氏の様子(多分ワタシなどが普通のキャバクラとか行くとこんな感じか)に、「カタギと来るのもたまには良いかと」と優越感混じりの認識。
いや、ワタシの勝ちなど決してありえないのだが。
突っ込み所が多すぎてO氏すっかり飽和状態、ワタシの方もすっかり体も暖たまった状態。


水っ腹のままオタロードをぶらっと歩いて、いよいよ本命の三軒目“Cafe Doll”。
10〜15分待ちは覚悟するようにO氏には言っておいたが、案外スルリと入れる。
オーダーを取りに来てくれたのは、ひとりスカート丈が長く際だって手際の良いメガネっ娘のキリカさん。
前回来店時にはワタシも「メイド長ではないのか?」「冷たい視線でにらまれたーい」などボンクラ発言を連発したものであったが、O氏のツボも微妙に刺激されたみたいで「高校の同級の科学部の娘を思い出してドキドキ」などとほざく始末。
毎日会社で会う人間の前なので、前回のように“紅茶をズボンにこぼしてもらって大騒ぎ”“黒ひげ危機一髪で8連敗して拍手喝采”みたいなハジケ方は断念、今日はO氏の前で終始余裕ありげに過ごす。


一日を通しての感想としては、O氏と自分の楽しみ方の差を客観的に見る事がなかなかに面白く、またそうした立ち位置を意識することでいつもとは違う視点でメイドカフェを楽しめたかと。(まだ上手く自分の中で消化/昇華されてないせいか拙い言葉で失礼)


その後、O氏はなんばをぶらついて帰ると言うので解散。
ワタシの買い物は昨日すっかり済ませていたのでまっすぐ電車に乗り帰宅。
帰宅時にはすっかりガッツが切れ、昨日無理して作った豚汁を暖めて食す。
楽させてくれた昨日のワタシに多謝。