ついに米までも

ニュースで報じられるアジア地域の米価高騰に、羽柴秀吉の鳥取城包囲戦が連想される。


経済集積地域を抑えた織田勢はその資金力に物を言わせて高値で米の買い占めを行ない、鳥取城内からも兵糧米の横流しが起こるに至った。
城内は洒落にならん飢餓状況に陥り、結局城主が切腹の上で開城と相成った。


自国の食い扶持まで売らざるを得ない途上国とあまり変わらないような気がする。
貧しさに負けたのか、世間に負けたのか。


日本は米だけはかろうじて自給しているが、さすがに売るほど余ってる状況でもない(実際にはほんのお愛想な量だけ売り買いしてるが)ので、首相に腹を切らせる羽目にもならんだろう。
そもそも後任の人材の方が米よりも不足してるし。