実家から電話があったのだが

兄貴の長男(9歳)がインフルエンザにかかったそうな。
10歳未満なのでタミフルをもらったとかで不安そうな口ぶりをしていたので、それらしい事を言って安心させておいたが、実際ムキになって心配するほどの理由も今のところはない。

聞き捨てならない問題としては
①井原に小児科がないので笠岡の病院まで車で向かった点。
着実に地域医療崩壊が進んでいるようなので、ついでに福山市民病院の産科休業の話をしてビビらせておいた。
②同行した次男(5歳)が無駄にはしゃいだ挙句、車から転げ落ちてデコを4針縫った点。
叔父さんはそういうバカな子が大好きだぞ。



さて、医療崩壊の方は風雲急を告げているようだ。


  新小児科医のつぶやき - 奈良時間外手当請求訴訟の爆発力


現状では多くの病院が夜間の分娩を「時間外労働」ではなく「当直」として扱い、当直手当の支給のみ(呼び出し勤務は完全無給)で処理して人件費を節減している。こうした見るからに違法性のプンプンする勤務体系への抜本的対策を施せ、というのが原告の主張である。
上記ブログ内で指摘されているが、
 ・原告が勝てば人件費の増大により病院経営が成り立たなくなる。
 ・原告が負ければモチベーションの低下した勤務医の逃散が進む。
 ・医療機関に普遍的な問題であるため、どう転ぶにしても判決の影響は日本中に波及する。
いずれの結果にしても最高裁まで行くだろうから、心の準備をする時間だけはたっぷりと有りそうだ。