僻地に家を持つとゆーことは

咽喉を患って会社を休みがちな状況を会社から実家に連絡を入れた模様で、母親が心配そうに電話をかけてきた。
喘息と言えば聞こえは悪いが、まぁ花粉症と似た様なモノだと説明して安心をさせてはおいたつもりだが、何せ電話口でたびたび咳き込むのでどの程度安心させられたかは定かでない。


むしろ先日入院した母方の祖母の方がよほど難儀な状況ではないかと水を向けてみたところ、まだ2〜3年は大丈夫な様子。
どちらかと言うと、祖母が死んだ後に家の始末をどうするかという問題が表面化している。
いよいよ過疎が進んでいるので移り住むにも便利が悪く、売れるような立地条件でもなく、建物が朽ちて倒れて隣近所に迷惑をかける前に更地にした上で相続放棄でもするしかないのである。


んでここからが銭の話(ちょい長い)。
家を取り壊すにもそれなりの銭が必要となる。坪数で金額が決まるので田舎のやたらだだっ広い家だとそれなりの額を要し、さらに近くにある墓(羽振りが良かった名残か代々墓だけでなく個人墓がちょいちょい有る)と杉の木(倒れると危ないのだが、斜面に生えてるので業者に頼むのに割高)の始末もあるので結構バカにならないのである。
とゆー感じで孫の世代に引き継ぐと非常に厄介な問題なので、早いとこ片付けてほしいのはやまやまだが、90過ぎていつ死ぬやら分からん祖母の死んだ後の話だけにチャチャッと話が進まない。
これだけでも充分面倒くさいのだが、仕切り役の伯父(長男)が先年心筋梗塞をやらかし、脳梗塞のケもあるのでさらにややこしい(大声では言えんが、正味代替わりするのではないかと)。


何にしても、田舎の不動産というのは身動きを取れなくするおそれがあるので、棺に入る程度に財産は整理しておくべきとゆーのが我々親子のドライな結論。