いやこれは説得力ないわ

脊髄反射的に取り上げてみた。


高知白バイ事故 元運転手の上告棄却 - KSBニュース

高知県で起きた白バイとスクールバスの衝突事故で、業務上過失致死の罪に問われて無罪を訴えていたバスの元運転手の上告が棄却されました。
これで禁固1年4カ月の刑が確定します。
高知県仁淀川町の片岡晴彦元運転手(54)は2006年3月3日の午後、高知県旧春野町の国道で、遠足帰りの中学生と教諭を乗せたスクールバスを運転中、白バイと衝突。この事故で高知県警の当時26歳の白バイ隊員が死亡しました。
片岡元運転手は「中央分離帯付近で停止中に猛スピードの白バイが突っ込んできた」として、過失はないと無罪を主張していました。
1審の高知地裁、2審の高松高裁ともに検察が提出したブレーキ痕の写真を元に「バスが安全確認を怠って車道に進入した」と認定、禁固1年4カ月の実刑判決を言い渡していました。
片岡元運転手は最高裁に上告していましたが、22日郵送で棄却の決定が届きました。


この事故については数々の疑問(⇒KSB瀬戸内海放送のシリーズ記事)が投げかけられており、
素人目には警察のでっち上げくさい
のだが、ものの見事に“警官殺し”の刑が確定してしまった。


それにしても先日判決の出た福島大野病院事件とちょうど好対照に思える。
どちらも“組織による個人への弱い者いじめ”“身内のかばい合い”という構図で報道が構成されているが、福島では客観的な検証の積み重ねが法廷で採用された結果医師の無過失が認められた(当然のことだが)のに対し、高知では眉唾な事実認定の下にドライバーの過失と決め込まれた感がある。


「片岡晴彦さんを支援する会HP」で引用している二審判決理由にも釈然としない部分が多く(OCRにも釈然としないが)、ちょっとこれは無視してはならん一件だと思う。