見えない所から、痩せていく。

「声が違う」と友人に云われた。

年末以来顔を合わせていない友人から、ワタシの携帯に連絡が入ったのは昨日のこと。
応答した途端、先方は何故かこちらの名前を聞いてくる。
二度も。
目的の相手が応答しているのに何を云っとるのか、三半規管の調子でも悪いかと心配になったが、話すうちにワタシの声を別人のそれかと思ったとのこと。
声以外なら何かと変わった自覚はあるのだが。


3月後半から始めたウォーキングが推定約7kg(体重計には2週おきに乗るようにしてる)の減量とという成果を現したが、声が変わるほどの荒行にはとんと覚えが無く、体調もすこぶる良好なので喉を痛めてもいない。
さすれば(古い表現だこと)、頬・顎・舌の脂肪が落ちて口内での声のこもり具合が変わったのか。他の友人たちから格別のツッコミも無かった所を見ると、電話口でないと分からない類の変わり方なのか。
はたまた、ハードワークのあまり友人の三半規管が疲れきったか。

いずれにせよ、検証の機会を逸した今となっては「見えない所が痩せた」という解釈しか出来ない。
思考力をもっと駆使すればもう少しマシな筋立ても出来ようものだが、生憎と何も浮かんで来ないのはきっと思考力が痩せ細ったのだろう。


「見えない肉」との戦いはまだまだ続く。