配慮の無い自己主張で己の値打ちを下げない年寄りになりたい。

秋口のことだが、忘れないうちに書いておく。


風邪で熱っぽかったので仕事帰りに病院に寄った。
待合室で曖昧な気分になっていると、目の前で一人のジジイ(おおよそ団塊世代と見えた)がナースさんに詰め寄って何やらグダグダと文句を垂れ始めた。


話を聞く限りでは、わざわざ予約して出向いてやったのに待たされたことが気に入らないジジイ。
ナースさんは飛び込みの診察が多いので時間が押していると説明しているのだが、何故予約したのに飛び込みを優先するのか元気いっぱいにまくしたてている。
それだけ元気なら後回しでもいいだろうに。


患者の振り分けはおそらく窓口の事務方の仕事だから本来苦情はそちらに向けるべきかと思うのだが、とにかく目の前のナースさんに延々文句を垂れ続ける。
傍で見ている分には、かえって診察が遅れてしまうのは自明だが、クレームに忙しいジジイはその事に全く気付きもせず。


他人の人生を安易に評価する不遜さを分かってはいるつもりだが、全くこのジジイは無駄な年の取り方をしてきたものだと思う。


という出来事を、とあるブログを読んでて思い出した。