言われてみれば何で知ってんだろう

 Cablog Annex - なんで日本人は中国のことを知ってるのか!? という中国人
全文引用は失礼な気もするが、短いのでやっぱり(ほぼ)全文引用。

(前文略)仕事場に中国人がいて、その人の言うことが面白い。
私なんかがしばしば、「あ、でもそれって中国では昔○○してたじゃん」とか「それは××時代かな?」とか話すことがあるのだが、そうするといつも「何でそんなことを知っているのか!?」と驚くのだ。いや別にそんなのフツーに学校行った人なら知ってるんだけど?
「自分は既に10数年日本にいる。こちらに同じような中国人の仲間も多い。でも自分達は日本の歴史とか人物・文化なんていまだにさっぱりわからない。ましてや中国にいる人達は日本について何も知らない」
「ところが日本人は中国に行ったこともないのに、例えば三国志のことは程度の差こそあれ大抵の人が知っているのに驚いた。西遊記もすごく有名だ。論語や中国の時代区分も知っている。ヘタすると中国人より詳しい。清や満州のこと、毛沢東文化大革命についても話せるし、中華料理も味がホンモノかどうかは別だがよく知っている。なぜ?」
私:「いや、自然とそうなってるし」

歴史的には中国の方が大国(変な言い回し)であった時期が圧倒的に長いので、非対称な影響の仕方が歴史的興味の指向性に関わってくるのは当然のこと。
あと、向こうでは内戦・文革による文化的な断絶もさることながら、日本に関する教育に結構なバイアスがかかっているのではなかろうか。詳しい人に聞いてみたい。
さらに言うなら、日本人には歴史オタクの手前で留まっている歴史愛好者がやけに多いような気がするのだが?歴史からの教訓をビジネスに活かしたがる人とかも。



中華料理に関しては、単に華僑が頑張ったからではないかと。

(追記)
歴史オタクに女性が少ないような印象があるが、それは正しいのか?
物事を系譜化/体系化しようとする欲求に性差があるとしたら、それは何に起因するのか?

参考;備忘録 - 歴史を書かない女性たち