お前の手品にワシらが泣いた

先週結婚した30年来の友人より披露パーティに招待いただいた。
場所は奥方のホームグラウンドである岡山市内だったが、岡山駅前をうろつくのはセンター試験を岡大で受けて以来なのでかれこれ17年になる。町並みもすっかり変わってしまい、懐かしいのやら懐かしくないのやら。


新郎新婦の入場テーマは「Climax jump」。
予想通りの展開にはさすがのワタシも「泣けるでぇ」。


お調子者具合を評価されてか乾杯の音頭を取らせていただいた。
出だしから"クロミなりきりずきん"をつけてフォーマルに決める予定であったが、雰囲気をつかみかねたので"ねこにゃん棒"だけにとどめておいた。
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新郎が持参のゲキヌンチャクでポーズでも取っていればアレだったのだが。
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友人M(Mのイニシャルがやけに多かった気もするが)による手品/スピーチの二部構成は斬新であった。
ネタを仕込んだ紙をハサミで切るくだりには、おそらく新郎友人の3分の1が「涙はこれで拭いとけ」という科白を思い浮かべたことと思う。
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数万円もしたマジック用テーブルの元が取れるまでにはあと何回のステージが必要やら。


"クロミなりきりずきん"については、その後新郎友人の間を渡り歩く有様。
ワイルドなチョイ悪オヤジのイメージを作るかと思いきや、まるきり頭チョイ悪オヤジ




友人からのスピーチを聞いていて思ったのだが、ワタシは割とみんなのエピソードを覚えていない。
色々な出来事を共有して相手に対する認識を作り上げていってる割には具体内容はほっぽらかしてエッセンスしか残しておらず、相手への理解を言語化するのに適当なエピソードをチョイスすることが出来ない。チョイスする前の段階で絶句してしまう。
他人のスピーチを聞くと連鎖的に色々と思い出されてくるのだが、自分できっかけを作ることが出来ない。
もっとも、こういう状態は他人に対してだけではなく、自分で覚えていないエピソードをいくつも作っているのだが。
他人事のように語るのもどうかとは思うが、こういう過去にこだわらない人間に過去のエピソードを語らせるのは明らかなミスキャストのように思える。



余談ながら内輪ネタ(分かる人間が総勢7人しかいないが)。
「加速装置!」⇒「V-MAX発動!」の後に「GO!G.I.ジョー!」があった事を指摘しておきたい。