肉食を止めても痩せはしないが

何故かしら動物性油脂を断たねば、という気分になった。
以前からの脂肪肝に加え高血圧の気も出てきつつある状況下で必然的に生じた根拠の無いムードに過ぎないのだが、別に体に害も無かろうという訳で、ここ二ヶ月の間は“なんちゃってけんちん汁”を中心とした食生活を送り続けたのであった。

・水煮のパックで売ってる具材(豚汁用が可)を出汁で炊く
・白葱、豆腐、油揚げを刻んで入れる
・胡麻油で軽く風味を付ける

ものの10分で支度が済むので、残業で帰りが10時過ぎになってもチャチャッと食せて滅法楽。
そのうちに飽きが来るかなとも思っていたのだが、ひねりの無い味のせいか案外これだけで満足するようになってしまった。
基本的ににこれがあれば他のオカズはいらんどころか、ご飯を炊く回数もめっきり減った。
こうした生活が体に影響したものだろうか、油モノを食すると必ず腸に来て下るようになったので、焼き物揚げ物炒め物系統を食するのが煩わしくなってきた。
食って食えない訳ではないが、後がシンドいので動物タンパクは刺身ぐらいしか食べなくなった。
案外肉食というモノは止め易いものである。