Uターンラッシュといえども

こだまにはいくらでも空席が見つかる。
さて、新大阪行きのこだまに乗っての帰途の途中のこと。
あてもなくボーッと窓の外を見るともなしに見つめていると、何やらゴソゴソと動くのが見える。
それは窓ガラスにうっすらと映っている前の席の女性の姿。
女性は何やら見覚えのあるような無いような咄嗟に思い出せない形状のモノを手に取ったかと思うと、それを懐に入れた。
そして片腕を袖の中に捻じ込んでゴソゴソすると、もう片方の腕でも同じ動作を繰り返した。
ここまで来てワタシにもようやく事の次第が飲み込めた。
服着たままでブラを替えてたようだ。
シチュエーションは全くのところ不明だが、とりあえず「新幹線の自由席でブラを付け替える女」が居るという事実だけは理解できた。
・・・目撃談ながら実にウソ臭い話だが。


戦争の悲惨さを痛感する出来事であった(何でやねん)。