逃げられないモノ

唐津のひき逃げ放置事件の容疑者(自供もビシバシしてるので犯人と呼んでも差し支えはないが、裁判で刑が確定していない以上は容疑者の呼称に留める。ああっクドい説明。)が捕まったが、報道内容を聞いてると人間の弱さとゆーものを意識させられる。
逃亡中は山に籠って飯も食わずに穴の中に隠れていたという何ともテンパった状況なので、腹を空かせたか逃げ場はないと観念して里まで降りて来たと思っていたのだったが。
まさかタバコが吸いたくて降りて来たとは思わなんだ。
子供をはねて、山に置き去りにして、自分も山に逃げて、恐怖と保身本能で一杯一杯であったものと思われるが、そんな切羽詰まった感情よりもタバコの依存性の方が断然強かったとゆーのは何とも哀しい。
マスコミが頑張って話題を盛り上げた割には矮小なモノばかり目につく事件である。
もっとも、その矮小さこそが何千何万もの人を殺すのではあるが。
(平塚5遺体事件の母親や大阪姉妹殺害犯みたく業が深ければいいとゆーものでもないが)