プチ・ホームレス

会社の帰りに2号線沿いの食堂で晩飯を喰った。閉店間際だったので慌てて店に飛び込み、飯をかっこみ出て行ったところ・・・
原付の鍵がないし。
鍵だけがない原付がムダに転がっているのは非常に悲しい。
家に帰れば合鍵はあるのだが、
家の鍵も一緒に付いてたんで、帰っても入れないし。
中からドアを開けてくれる温かい家庭もないし。
懐をいくら探っても出てこず、店員さんに店の中を探してもらっても甲斐なく。
これはどうやら誰ぞが鍵だけ盗って行ったに違いない。原付を盗って行かなかった所を見ると、きっと犯人は車で来ていた店の先客ではなかろうか・・・と思いを巡らしてるうちに、親切な店員さんが近くの交番に連絡を入れてくれてた。
鍵にワタシの住所が分かるような手掛かりは一切ないので家に侵入されて金品を物色される心配も無く、とりあえず合鍵をゲットするまでの不便だけかと皆安心したせいか、ポリさんも陸運局にワタシが原付の所有者である旨を問い合わせた上で、慌てず騒がず原付を積んで行くためのマイクロバスを融通してからやって来た。
さしあたり“紛失”とゆーことで手続を済ませると、車の後ろに積んでワタシの家までダラダラと運んでもらった。
さて、家の鍵は翌日に管理会社に頼んで合鍵を作らせてもらえばいいとして、問題は一晩何処で過ごすかということ。結局、交番に戻るポリさんに相乗りして2号線の姫路健康ランドまで届けてもらった。
この時点で零時を回っていたが、何とかフロントに人はいたので2200円払って一夜の宿を得た。
まぁジタバタしても仕方が無い、金銭的なロスは普段の浪費に比べると気にはならないレベルなので、とりあえず明日会社を休んでゆっくり対応しようと腹をくくる。
で、その夜は檜風呂、超音波風呂、サウナ、薬湯、露天風呂・・・と全ての湯をクリアして無駄にスッキリ。
は、ビバノンノン。