ちょっぴり非国民チックな

WBCへの世間の興味の高さに少なからず驚く。
そして自分の興味の薄さに改めて驚く。
昨日は「空いてる時間にメイド喫茶で一服」というスケジュールに集中して動いていたため、WBCに関しては頭の中からシャットアウトしており、阪神梅田駅のモニターで試合開始とだけ書かれてるのを見て事足れりとしていた。


別段野球に興味が無いわけではない。
実際、準決勝までは韓国との因縁の対決、デービッドソンの暗躍など見るべき要素が多かったが、そこまで見てしまった後でふと我に返ってしまった。
「この決勝戦において、日本代表のメンバーが勝利によって得るものと敗北により得るもののどちらが大きいだろうか?」
そんなしょーむない事を思い浮かべてしまったのだ。
あるいは
「キューバ国内への経済波及効果が優勝と準優勝とでどう変わるか」
「キューバと日本、どちらの優勝がアメリカ的にムカつくか」
「矛盾だらけの体制での勝利にどれほどの意味を見出せるか」
いずれにしても、むしろ日本がここで負けた方が話としては綺麗なのではないかなーと思った。
「勝利は明日の敗北」とか辛気臭い事を考えながら。



てな感じで勝敗の行方に一喜一憂する必要も感じず、試合前日は「ワタシ自身の世界認識とメガネ萌えの相関」(なんじゃそら)について夜っぴて考えてた訳だが(しかも大マジメに)。


しかし考えて見れば、オリンピックにしてもサッカーにしても"日本の勝利"を祈りながら見たとゆー経験が思い出せる範囲内には無かったりする。
アスリートの勝利はあくまで"彼らの勝利"で、"ワタシの勝利"ではないんだ、テレビの前で座ってるワタシは傍観者に過ぎないんだ、という感覚が常に心に浮かんでいる。
なので、日本優勝バンザーイとか言ってるワタシは7割方ウソつきなので信用しないで欲しい。
我ながら実に難儀な性格である。