どんな本を読もうと

寝っぱなしでは体の治りも遅いと思い、夕方から1時間強ほど散歩。
(NHKの集金をやり過ごしたいという気分もありーの)
途中コンビニに立ち寄ったところ、小学生っぽいガキんちょが事もあろうに「みこすり半劇場」なんぞを立ち読み。
よほど説教くらわしたろかと思ったが、読書に関しては何より主体性をもった本選びを尊重しているのであえて沈黙。
やはり人格形成に大事なのはどんな“悪書”を自主的に選んで読んでいくかではなかろうか。
他人の勧める本をバカ正直に読んでるばかりじゃ見えないモノも多かろうに。


しかしまあ他人の趣味になんとなく感化されていく事も無くもない。
大学時代に買った本を大阪から実家に移して数百冊はそれっきりになってるのだが、面白い事にワタシの父親がその本を読んでいる様子。
ワタシが中学の頃、父親のマイブームが井上ひさしだったのだが、その後でワタシが読ませてもらったものである。
そうこうしているうちに七十前のじーさんとは思えない本の趣味になってきており、一昨年の夏だったか図書館から借りてきた小野不由美『東亰異聞』を見たときには「このオッサンなかなかやるな」と感心した。
もっとよく探せばワタシの蔵書にあったのに。



・・・夜のニュースで地震の続報、死者1名に負傷者400名以上。
この日本に地震の心配のない場所など何処にも無くなった訳である。