キティレコード産のアニメ主題歌(はてダより転記:2011/12/4)

前回の記事で『ハイスクール!奇面組』を1クールごとの主題歌変更のはしりだと書いてしまったが、よくよく調べてみると事例としては83年の『みゆき』の方が先行していた。


『みゆき』ではアニメ制作のキティフイルムが音楽部門のキティレコードのアーティストを独占的に起用している。(※最近ではアニプレックスが常套的に使う手法)
まず番組開始時のEDテーマはおなじみH2O『想い出がいっぱい』、OPにはB面の『10%の雨予報』。
14話に河合美智子『サマー・ホリデー』に変更。(※河合美智子はキティ・フィルム制作の映画『ションベン・ライダー』で前年にデビュー。)
そして23話~終了(37話)までをH2O『Good-byeシーズン』。
3曲のEDテーマで3クールを廻しているわけである。



86年の『めぞん一刻』ではキティレコードの独占性も薄れ、変更ペースも緩やか。
まず番組開始時は
  OP:斉藤由貴悲しみよこんにちは』(ポニー・キャニオン)
  ED:来生たかお『あした晴れるか』(キティレコード
その後の変更履歴は
15話(1986/7/2)
EDテーマがピカソ『シ・ネ・マ』(VAP)に変更
※. ピカソはこの後キティレコードに移籍。
34話(1986/11/12)
EDテーマがピカソ『ファンタジー』(キティレコード)に変更
38話(1986/12/10)
OPテーマが安全地帯『好きさ』(キティレコード)に変更
※. 87年3月末まではOP/EDともキティレコード
53話(1987/4/8)
OPテーマが松尾清憲『サニー シャイニー モーニング』(ポリドール)に変更
EDテーマがピカソ『サヨナラの素描』(キティレコード)に変更
77話(1987/10/14)
OPテーマが村下孝蔵『陽だまり』(CBSソニー)に変更
EDテーマがピカソ『ビギン・ザ・ナイト』(キティレコード)に変更