素朴な疑問

最近このコンボがやたら目に付く。

三十代の妊産婦が脳内出血を起こす
  ↓
素人目には“長過ぎる”時間をおいて高次救急に搬送
  ↓
子供は無事産まれたが母親は死亡or意識不明
  ↓
マスコミ騒ぐ

いろいろと突っ込み所の多い現象なのだが、メディアの論点に含まれない部分で疑問が少々。


①妊産婦の脳疾患って増えてるの?
出産の高齢化に付随して起こる話なら、そこらへんの周知も必要だと思う。
特に予後が激烈に悪いって点を。
あるいはマスコミがレアケースを大きく騒いでるだけの可能性もあるけど。


②脳外科医ってどんくらい不足してるの?
これ↓が2年前の記事だったりする。

小児科、産婦に続いて脳外科でも若手医師不足。その背景にあるものは - 医学処 -医学の総合案内所-

少ない産科医と少ない脳外科医(あと麻酔科医と小児科医も少ないな)の連携を良くしてこの場はしのごうようってのも不条理。
2×2=4という当然の答を10や20にしようって話にしか聞こえない。


さて、こういった情報を発信する責任は医療従事者にあるのか?あるいはマスコミか?
情報の受け手側には何が求められるのか?