一般紙の医療記事は見れど飽かねど
見出しが無いと論旨がさっぱり分からないあたりが好きだ。
我々でもちょっとだけ頑張れば書けそうなところが親近感を覚える。
安易な病院ランキングも氾濫(はんらん)するなか、信頼できる情報を出すことは大きな意味がある。
一見もっともらしく聞こえるが、
生存率公表で病院名を明らかにできれば、患者は治療先を選びやすくなる。
病院を選べるほど医療資源が余ってない状況で、情報を持つ事にどれ程の意味があるのだろうか。
高度な医療水準の病院はより重症の患者を受け入れるべきで、安易な素人判断を助ける情報はかえって有害。
そもそも、病院ごとに異なる重症度での“結果”を比較する事になるので、数字以上の詳細なバックデータも必要だし、それを正確に読み解く専門的知見も必要。
専門家にしてみれば「三歳児にパソコンを買ってやれ、24時間サポート付きで」と言われているようなものではなかろうか。