煙の如くつかみ所がない

厚労省、喫煙率引き下げの数値目標を断念…業界反発で(26日;読売新聞)

何のアクションを行えば何%の減少につながるのか、きっちりしたメカニズムを把握を出来る訳がないのに、具体的な数値を出したところで「言ってみただけ」にしか聞こえない。
その辺をもう少しボカす分には問題ないと思うのだが、

個人の嗜好の問題に国家権力が介入して個々人の判断を特定の方向に向くよう強制
(出典; 厚生労働省「『健康日本21』中間評価報告書(案)」についてのパブリックコメント@JT

とまで反発する必要は果たしてあるのだろうか。


パブリックコメントにはこうもある。

また、本報告書の中では、「たばこによる死亡を減少させる」ために、成人喫煙者率の減少のため数値目標設定が必要であると主張しておりますが、喫煙者率の減少によりこの目的が達成できるかどうかは疑問です。
・ 生活習慣病は、喫煙のみならず、運動不足、栄養の偏り、飲酒など様々な生活習慣や加齢等その他の要因が複雑に絡み合って発症するものであり、例えば、国別に見ても、ある国の喫煙率と、肺がん発生率との間に明らかな相関があるとは言えません。
・ 実際に、我が国における成人男性の喫煙者率は過去数十年の長期にわたり大幅に減少してきましたが、この間たばこ関連疾患とされるものの代表例である肺がん等による死亡率(年齢調整)は、一貫して上昇しているとの事実があります。

とりあえず根拠となるデータの出典だけでも示して欲しい。
ちなみに、こっちは一応出典を記載してるだけプチ良心的。
たばことがん@日本医師会


あと、参考までに
全国たばこ耕作組合中央会
国内の栽培農家数は順調に減少し続けており、壊滅も時間の問題。
転業のための雇用を何処で作るか?


喫煙本数を減らしても死亡リスクは減らず(Yahoo!ヘルスケア )
減らすのではなく、無くさないとリスクは減らないという極めてデジタルな見解。