安っぽさの鏡合わせ。

最近、報道ステーションを見るのが実に辛い。
犯罪に縁があるでも子育てで苦労してるでも人間関係に悩んでるでもない薄い人生を生きているせいか、ニュースなど見ていても出来事と自分の間の距離が大きい。
おかげで他人事の正論しか吐けなくなってしまっている。
無論、そうした正論がどれだけ安っぽいかは自分でも承知している。
いるのだが。
そんなダウナーな気分で報ステを見ると、そこにはさっき自分が考えた安い考えとまるきり同じ発言を、プロのキャスターの分際でいけしゃあしゃあと垂れ流している古館伊知郎の姿。
キャスターのくせに何故ここまで安いか。
鏡合わせのように安さが無限に反射していくようで、いったい何処まで反省しなきゃなんないのかと益々ダウナーな気分に堕ちて行くのである。