ちょっとイイ話ぐらいにはなろうか

先週受けた役職者研修、所々忘れるには少しもったいない話があるので備忘録代わりに。


(ネタその1)
マネージメントの要諦をつかむ主旨のグループ研修。
「総務部長が病気で入院してしまい、代行に任命されたのでその間溜まった仕事についての指示を行なう。ただし今日から1週間は海外出張で不在。」という設定で、案件を見ながら2時間で指示内容をまとめ、小グループで意見をまとめて発表。


さて、ワタシとグループを組んだ先輩がこのような指示を書いていた。
「療養中の前任者への見舞い状を出しといて」
講師の先生によれば製造業でこんな回答が出たのは初めてで、じゃぁどこで出るかと言うと、当然といえば当然な生保業界。
生保だと「花束を送らせる」ぐらいは割合ポピュラーな意見として出てくるのだが、極まると「花代として自分のポケットマネーから五千円添える」と可愛らしくなくなってくる。
もまれ過ぎだヨ。


(その2)
同内容の研修で、苦情案件への指示。
みな総じてソツなく対応して面白い回答はなかったのだが、講師の先生によれば銀行業界、特に大阪で支店長クラスの研修をすると決して謝らないとのこと。
「貴重なご意見頂き誠に有難うございます」と謝罪ではなく感謝の意を表すそうだ。
一言でも「申し訳ございません」を言ってしまうと、「非を認めた」ことになっちゃうのだ。
何故“特に大阪”かと言うと、やはりその筋のお客様がよくいらっしゃるそうで。


ワタシみたいな非はなくてもとりあえずスンマセンと言う人間は、営業とか金融に身を置かなかくて大正解だったみたいで。