食肉問題

仏でホームレスに豚肉食 イスラム排除の極右に非難(27日;共同通信

いや、これは見事な嫌がらせだこと。


ムスリムに限らず宗教的な理由で食べ物の制限があるというのは大変である。
最近めっきりムスリムとの付き合いは無いが、学生時代にはうちの学科にエジプト出身者が数名いたので、廊下で西向いてお祈りしてたりモロヘイヤ栽培してたりと色々愉快な場面に遭遇したものだった。
ムスリムが食べる食品は色々と手順がむずかしく、例えば食肉に関してはイスラムの教えに則った祈りを唱えながら頚動脈を切断するという手順が必要なので、専門店が必要な訳である。
ワタシの周囲のムスリム達は神戸の肉屋を利用していたのだが、震災で店舗が倒壊したためにニッチもサッチもいかなくなった。
そこで連中、近隣の養鶏場に渡りを付け、そこで捌かせてもらうことになった。
わざわざ付き合わされた研究室の先輩、白いTシャツを着て出て行ったのが真っ赤なTシャツを着て帰って来た。
ご苦労さんです。



同じ研究室のモハメド氏(通称モハちゃん)の話。
昼時に研究室に入ると、カップヌードルを食べていたモハちゃんに遭遇。
「それ、豚のエキスも入ってまっせ」と言うべきかどうか迷ってるうちに、モハちゃん満面の笑みを浮かべて一言。
「シーフードだから大丈夫!」
・・・
大丈夫じゃないよ。
全然大丈夫じゃないよ。


この他にも、研究室に買い置きしていた柿ピーのピーナツだけ選り分けて食ってたりして物議をかもしたものである。柿の種が何故あかんかと言うと、醤油の原料にアルコール成分を使ってるとかどうとか言う理由を主張しておられた。
そういえば、夏にウナギの蒲焼がオッケーかどうか熱く議論してたな。みりんはアウトですよ皆さん!