設計×検査×認可

耐震強度の計算には国土交通省が認可した解析ソフトを使用しており、必要強度を満たした計算結果に対しては計算書左上に認定番号(英数字8桁)が印字されるとのこと。
問題はプリントアウトした紙面による計算書内容のチェックを行なうため、「印字の無い不合格書類」と「別条件により計算した、印字のある合格書類」をごた混ぜにすればいくらでもごまかしが効くという点である。
いっそ電子データでのチェックを義務付けた方がいいのではなかろうか。


さて、問題の姉歯一級建築士には次のような疑惑も立ち上がっている。

構造計算偽造建築士は頭は偽装(19日;かきなぐりプレス)

筆者のtetorayade氏は

ヨンさまをイメージしたようなヘアースタイルだが、間違いなくあれはズラだ。
ヅラをつけること自体が自分の正体を隠し、世間様を欺いている、ということだ。

と指摘している。(上記ブログより抜粋)

イーホームズ姉歯のヅラも見抜くことができなかったのだろうか。

いやはや手厳しい。


しかしこうなるとマンション業界も大手による寡占の方向へ進むのでは。
中小は大手への対抗上、コスト減のためにリスクを上乗せしてくるというイメージが出来た以上は、今まで以上に安全対策及びそのアピールに金をかけざるを得ない。そうなれば大手に対向する効果的な手段がなくなる訳で。

ヒューザー小嶋社長曰く「そんなに悪い事をする顔に見えるんですか?」
この結果をその顔でごまかそうとは全くいい度胸である。