傭兵は死に、老兵は還らず

イラクでとっ捕まった斎藤氏の死亡情報の公開。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050528-00000045-mai-soci
銃撃を受けた状態で捕虜となり、取引材料にでも使おうと取っておいたものの亡くなってしまったので、取りあえず見せしめ的な情報公開をやっておいたという事か。
結局この事件で自らの立ち位置を問われるのは一体誰だろうか。
例のPMCか、あるいは傭兵を生業としている者たちか。
終始毅然とした斎藤弟氏の姿勢には言葉もない。


ミンダナオ島で生きている元兵隊たちの生存情報。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050528-00000202-yom-int
軍法会議を心配しているようだが、自衛隊が軍隊じゃないなんて理屈を納得できるだろうか彼らには。
しかし仲介者の日本人って何者だろう。
密林の中で60年戦争を続けていたのか、安息を手に入れていたのか。
そういえばイギリスで出版された“大失敗”の本に、小野田さんが「終戦に長いこと気付かなかったおっちょこちょい」として取り上げてられてたのを目にしたことがある。
理不尽な力に翻弄されてきた彼らはこの国が背負い続けた負債である。
ウヤムヤのうちに事が収束するのだけは是非とも避けたい。