データの重み

置き石原因説の示唆”“脱線臨界速度133km/h”この二つの発表について、JR西日本の有利な方向へ進めるためのミスリードではないかと散々言われた末にJRからの謝罪が出た。
JRを弁護するわけではないのだが、ミスリードしようという意図は“あまり”無く、かなりテンパった状況でデータの出し方について熟考する余裕が無かったというのが正直な所ではなかろうか。
こういう状況だとどんなデータでも欲しいモノであり、それはコメントを要求された側でも分かっていることなので、とにかく出来る限り多くのデータは出そうと懸命になる。
ただ、どういうデータの出し方をすべきか冷静な判断が出来ない状況では、今回のように叩かれる材料となってしまう。
顧客への信用を守るためには、いらん事を言わない必要も多々ある。あるいはそれが“隠蔽”と言われかねない状況もあるが、非常の時にこそクレバーな判断をするのが真のマネージメントというものである。
(だからワタシは出世できない訳で。)