お悔やみ陀仏

ダラダラと惰眠をむさぼっていると会社の上司から電話、部署の先輩のお父上が亡くなられたとのこと。
場合によっては今日実家に帰ろうかなとも思っていたのだが、焼香には出向いておこうと身支度。

しかし考えてみるとワタシは今まで黒ネクタイを締めた試しもなく、お悔やみの場での作法やら何やら全く心得がない。
仕方がないので席上の作法やら香典の相場やら一切合切をネットで調べた。
・・・便利だ。

出発直前に電話口で聞いた寺の名前をど忘れこいてしまったが、どのみち寺のロケーションを知らないので行きがけに交番に寄って地図を拝借し、近隣の寺を一通り調べてから行くと何とか目的地に辿り着いた。

亡くなられたお父上がご高齢だったためか通夜もチャッチャと事務的に進んでいる様子であったので、ワタシも挨拶と焼香をチャッチャと済ませて退散。

喪服姿で白手袋に数珠を持って原付で走っている姿はちょっと恐いかなと思いながら2号線を帰っていった。

自宅のドアの前で清めの塩を振ろうとしたが見あたらず。形式へのこだわりが中途半端なワタシは台所から塩を持って出て、玄関先でパパッと振って良しとした。
ナトリウム50%ダウンの塩を使ったところがヘナチョコだったが、クレイジーソルトでないだけマシかと。


帰ると共産党員のオバハンから勧誘電話。
前に赤旗の見本を届けさせたので芽があるとでも見たか、突っ込んだ話を一度会って行いたいとのたまっていたが、そもそも赤旗を読んだのは聖教新聞みたいなトンデモかどうか確かめたかっただけで、面白半分でなく面白全部な意図だったワタシには付き合いきれない話。
ナンバーディスプレイが非通知だったのが気に入らないが、どのみち特定政党・宗教団体にからむと批判的な口も聞けなくなるので会う気は一切無しと婉曲に断りを入れたが、いっそのこと“人見知りなので知らない人には会いたくない”とでも言っておくべきだったか。
今後は在宅時も留守電かけて実家以外は応答しないのがベストか。